猛暑の中、越中万葉故地・雨晴の吟行をしました

7月16日(海の日)10時すぎより
『家持讃歌秀歌百首』募集の関連イベント『越中万葉故地・雨晴の吟行』を行いました。
22名が雨晴駅に集合し、35℃を超える猛暑の中、雨晴海岸を義経岩目指して歩きました。
現地解説をしていただいたのは、高岡市万葉歴史館 学芸課長 新谷秀夫先生です。
新谷先生から、大伴家持が「渋谿」の地を詠んだ歌の背景について説明をしていただきました。
途中、芭蕉の「わせの香や分入右は有そ海」という句碑があり、家持の歌にある「越の海の 荒磯(ありそ)」の「ありそ」が「渋谿」に片寄っていることから、「有磯海」を越中の海の歌枕だと判断されたのだと教えていただきました。
他に、海のないところで生まれた家持は立山よりも海に興味があったという興味深いお話もありました。
最後は、「つまま公園」の歌碑の解説を聞き、吟行を無事に終えることができました。
新谷先生、そして参加されたみなさん、お暑い中、本当にお疲れ様でした。

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告6:富山県立高岡商業高校(6月8日)

富山県立高岡商業高校において、3年生27名の生徒さんと交流しながら短歌づくりの応援を実施しました。

 

「高校生万葉短歌バトル」への応募を目標におき、多忙ななかでの短期集中の取り組みでした。

活動内容は、昨年の大会本戦で提出された「七夕」と「つながり」の題詠にある「心情の折り込みのこつ」、次に「独自の素材」の例示によるつかみをし、その後はグループごとの講師の援助のもと短歌をつくる活動を実施しました。

取材、構想から進めるため、1時限でどこまで作れるか、講師陣も見通しが立たないなかでの試みでした。10分経っても、言葉ひとつも書き込めない生徒さんもいました。

 

そのなかで、「言葉よりも想像など浮かべてみよう」や「朝からの行動を思い出してみて」などの講師の助言を受けた生徒さんが、講師の言葉に素直に応じて、独自の素材をみつけていく様子がみられました。また、生徒が話すテーマに対して、具体的に表現することを対話のなかで引き出す援助がなされる場面もありました。このような生徒さんと講師の対話を周囲の他の生徒が聞きながら、自作のヒントにしていく自発的な学びの姿もみられました。

時間が経つにつれ、短歌づくりに生徒さんの気持ちが乗っていく姿が印象的で、講師陣も励みになりました。

ほとんどが1時限で1首を完成させるまでにはいたりませんでしたが、生徒さんの取り組みにみられた挑戦心、素直さ、感度の高さが、完成に向かうことを確信させてくれました。

高校生最後の夏を燃焼しようとする高商若人の息吹にふれた貴重な時間でした。

 

 

よきご縁に感謝し、高岡商業高校の生徒さんの短歌づくりの挑戦が皆さんの高校時代の足跡となり、継続の炎となることをご祈念申しあげます。高校生短歌バトルの会場でまたお会いできますことご期待申し上げます。

 

 

第47回 富山県春の短歌大会の結果報告

第47回 富山県春の短歌大会を行いました
平成30年4月15日(日)10時より、高岡文化ホールにおいて、春の短歌大会を行いました。
上田歌人連盟会長による開会の挨拶のあと、富山新聞社様よりお祝いの言葉をいただきました。
午前の部は、万葉歴史館主幹研究員 関 隆司先生による講演を拝聴しました。
演題は『読まれ続けること』でした。
午後の部は、合同短歌会でした。
出詠された短歌について、評を行いました。
司会は、畔田副会長、評者は米田名誉会長、安宅理事、日名田幹事、明石幹事、佐伯参与でした。
 
大会の結果は下記の通りです。  
天位(高岡市長賞・富山新聞社杯)
  ねむる娘の花びら餅のやうな頬うすくれなゐに透きて息づく 眦舂荵
地位
  モノトーンの雪の山河をかけぬけて友の手紙がほかほかとくる 明石幹雄
  父母はもはやこの世に在されば爪を切りおり雪降る夜に 山口桂子
人位
  身に凍みる雪の夜明けを港より出船の汽笛の底ごもる音 藤原峯子
  かたかごの花むら風にこぞり揺れ万葉乙女のさざめき聞こゆ 山森和子
  〈できるだけなが生きしてね〉3Bの文字跳ねてくる誕生日の午後 野村昭壬
秀逸
  嗚呼 あれはわたしのこどもひびき来る少年野球のこゑをひろへり 村山千栄子
  大地の精湧き出るように土筆いでもうすぐ生まれるわが家のう孫 西島敏子
  ローランドゴリラの父は子をあやし合間に遠く空を見つめる 法原洋子
  あっけなく新幹線は発車して伝えそびれてホームに吹く風 東海暁美
  春兆す窓辺に眺むる生命線起承転結のあたりを 嵯峨姫子
佳作
  春まつり煮染め・和えもの・田楽は習いし祖母の明治のレシピ 石浦好代
  越の野はふぶけど狭庭にきさらぎの香気となりて寒薔薇咲く 佐野善男
  平成の「三〇豪雪」と呟きて少年二十歳の記憶に残す 土田美咲
  命綱を胴に巻きたる工夫らの一と足ひとあし崖を攀じゆく 細川喜久惠
選者賞
  安宅選  バス停の除雪スコップ代わりくるる支援学校の君は一七歳 柴田照子   
  日名田選 ローランドゴリラの父は子をあやし合間に遠く空を見つめる 法原洋子
  明石選  誕生日のお祝いLINEで済ます吾に踊る絵文字が息から返り来 睫邁損
  佐伯選  温とうてこころ安らにねむに落つ寒夜添ひ寝の母の内もも 森田彦星
※作品参加賞(欠席者の高得点歌)
  ポケットでつないだ指の温もりに瞬間解凍されてく私 林田昌生
  「かえったぞ!!」柿の木の傍の戦闘帽駆けだす母の背なる記憶 小松啓一
  降る雪に音を吸わるる新幹線 光の帯がトンネルに入る 近藤朝子

原型富山の季刊短歌誌が発刊されました。

原型富山の季刊短歌誌177号が発刊されました。

 

萩の会の歌誌が発刊されました

3月初旬、萩の会の歌誌が発刊されました。

 

文芸誌『弦』42号が発行されました。

弦短歌会の文芸誌『弦』42号が、2月に発行されました。

 

県歌人連盟役員 新春詠

県歌人連盟役員の新春詠を紹介します。
2月22日の北日本新聞の朝刊に掲載されました。

 

米騒動より百年とふ地方紙の特集開く元旦の朝    上田 洋一
「富山県歌人」を読めるお正月斯かる平安 積み重ね来し  畔田 正幸
鳥のため残しておきし富有柿 食べきれず雪上の点描となる  石垣美喜子
初春にブリ大根を妻と食み海と山との生き来し想う  平井 信一
元旦は雨となりたる平成の三十年よおだやかにあれ  安宅 栄子
夫も吾も和服にむかへる元旦の習ひうれしも細雪降る  上田 洋子
青透ける空に立山雪嶺の光る新年いやけし吉事  上野 博之
大歳の厨に幼も顔寄せて小鳩のように豆の味見す  江尻 映子
明日も又きっと目覚むと思い込み七十余年を疑いもなく  大上 正弘
土は黒、草は緑の色たもち眠りてをりぬこの雪の下  仲井真理子
北欧・ロシアのツアー共にせし年若き君が賀状よほっこり温し  西嶋圭子
スタートにもどれと指示あるすごろくの睦月の道中ひとりあがらず  畠山満喜子
野球ボールと日永を遊ぶ小柴なり吾唯足るを知る面差しに  林田 昌生
初暦めくりて始まるこの年の未(いま)だ会わざる日日の整列  山森 和子
集ひ来て「若菜下」の巻読む窓に冬陽明るし幾日ぶりに  横山 裕子
新港の橋降りくれば目の前に輝く連峰かすみて見ゆる  竹脇敬一郎
春の水シンクにあふれ春菊を洗いしのちの砂粒沈む  村山千栄子
踊り子のひしめくごときかたちして沈丁花咲けば春のしるしぞ  明石 幹雄
AIは愛にとどくよ元旦の富士の朝日のLIVEがぐらり  あべまさこ
さまざまなお国訛りのまじり合う硫黄の香る雪の岩湯に  石坂 募
雑草(あらくさ)と抜きしなずなを七草にうす雪かかるロゼットを摘む  澁谷代志枝
傾きて喘ぐ座礁の船に添ひ母のやうなりサルページ船は  眦 玲子
ウインフィルのワルツの曲を聞きながら元旦の夜の日記を記す  坪本 幸世
新しき年の始めの光り浴び鶇遊べり雪吊りの中  中川 暁子
朝日さし雪積む村をほのぼのと祈りのごとき靄につつみぬ  日名田高治
同窓の友と語れば古希の身に十七歳の心かえり来  山口 桂子

季刊短歌誌『原型富山』が発行されました。

原型富山歌人会の季刊短歌誌が、12月10日に発行されました。

短歌誌 零(ゼロ)発行されました。

コスモス短歌会 富山支部の短歌誌『零(ゼロ)』が、

12月10日に発行されました。

文芸誌『弦』41号が発行されました。

弦短歌会の文芸誌『弦』41号が11月に発行されました。

 

富山県歌人連盟メニュー
富山歌人連盟について
会員の活動
入会案内
イベント情報
事務局より
ブログ
お問合せ
プライバシーポリシー
facebook

QRコード

qrcode
携帯の方は
こちらからどうぞ。

ATOMRSS