短歌のこだまin宇奈月 2019

令和元年11月16日(土)、17日(日)紅葉真っ盛りの宇奈月で「短歌のこだまin宇奈月2019」を行いました。
16日は、吟行会の後、トークセッションを行いました。
講師は、県歌人連盟会長 上田洋一先生  テーマは「北の風土と詩歌」でした。
夜は、延対寺荘で、特別ゲストの松平盟子先生を囲んでの夜なべ談義で盛り上がりました。
17日は、県歌人連盟会長、黒部市長様のご挨拶のあと、記念講演を行いました。。
講師は、 歌人 松平盟子先生です。
演題は「晶子と啄木 ー姉弟のように親しんだ二人の天才」でした。
与謝野晶子と石川啄木の出会いから、二人の関係について、エピソードを交えながら熱く語っていただきました。
講演のあとは、表彰式でした。表彰の後、松平先生より講評をいただきました。
結果は、下記の通りです。
自由題の部(選者 松平盟子先生) 出詠57首
☆短歌のこだま大賞
友と呼べる人は何人ゐつだらう去年より細き秋刀魚がならぶ 加藤充子(射水市)
☆黒部市長賞
焦がしたる桐の木ぎれを眉墨に母はほそ眉ととのへてゐき 畠山満喜子(富山市)
☆北日本新聞社賞
亡夫(つま)の名も嫁ぎし娘(こ)の名も記されて今も五人の謄本に在り 福島美子(黒部市)
☆歌人連盟賞
新涼に太る柚子の実葉陰れに朝あさ違ふいつむうななや 位寄澄江(射水市)
事実のほつりほつりと打ち終へて送る秋夜の低温メール 仲井真理子(小矢部市)
☆優秀賞
嗅覚に障りある身は木犀の傍に大きく息吸ふてみる 小林圭子(砺波市)
天上を通り過ぎゆく涼風を知るすべもなき地べたの蟻んこ 石坂募(高岡市)
宝華(ほのか)、聖礼(せら)、莉心愛(りのあ)、心寧(ここね)、茉佑(まゆ)ジュニアの賞状ルビ付して読む 上田洋一(黒部市)
史の詠む修那羅(しょなら)の石の像古りぬ石のいのちは土にとどまる 渋谷代志枝(小矢部市)

◇吟行詠(選者 富山県歌人連盟役員)出詠50首
☆大賞
先頭車物資がドサリ鎮座して深秋峡谷トロッコは行く 寺島紀子(黒部市)
☆優秀賞
シャガールの赤と思はせ蔦紅葉日照雨(そばえ)のすぎし黒部の山並 秋村トミ子(富山市)
湯気のぼる足湯に白き足を延べ赤き落葉と戯る少女 上田洋一(黒部市)
助手席に亡夫の杖置き運転すふたりで紅葉愛でしは去年よ 尾原永子(黒部市)
渓紅葉のっぺり青きうなづき湖鴨は水尾をひきて自在に 渋谷代志枝(小矢部市)

第61回 富山県短歌大会 行いました。

令和元年10月13日(日)「第61回 富山県短歌大会」を、富山県民会館で行いました。
大型台風19号の上陸で、開催されるか心配されましたが、講師の東直子さんは前日の午前中に来県され、予定通り開催することができました。
開会式では、県歌人連盟 上田会長の開会挨拶、北日本新聞社 織田編集局長 様より激励の言葉をいただきました。
そのあと、講師 東 直子先生による講演「短歌と散文のあいだに」を拝聴しました。
101.JPG103.JPG104.JPG105.JPG
午後からは、合同歌会を行いました。司会進行は、石垣美喜子さん
前半の評者は、佐伯悦子さん、日名田高治さん、
後半は、大上正弘さん 、山口桂子さん
総評は、選者である東 直子 先生 にしていただきました。
106.JPG108.JPG109.JPG
短歌会の結果は、下記の通りです。119名の出詠がありました。
◆大会賞(東直子先生 選)
◇天位(富山県知事賞 北日本新聞社杯)
  キリン折りゾウの鼻高く折りあげてサバンナの風 少年は聴く 渋谷代志枝(小矢部市)
◇地位(富山市長賞 日本歌人クラブ賞 北日本新聞社盾)
  海鳥の啼いて沖ゆくその声の哀しき響きは妣のわれ呼ぶ 萩中邦雄(富山市)
      ワイパーは間歇作動じんせいをはしっています あっ月見草 村山千栄子(富山市)
◇人位(富山県歌人連盟賞 北日本新聞社盾)
  夏至の日の真昼に出合う吾が影はわれより出でてわれを離れず 土田美咲(南砺市)
      少年の眼をして正論語るのね素数のような生き方の彼 荒明慶子(富山市)
  遠花火空爆の音と今も聞く七十四年を引き摺りて来て 畔田正幸(富山市)
◇秀逸(富山県歌人連盟賞)
  真つ青な稲田を韃靼海峡と一匹の蝶は飛びつづけをり 上田洋一(黒部市)
  干し竿に光る雨滴の黄隊はみな異なれる小宇宙抱く 細川喜久惠(立山町)
  紫陽花の花見ておればすずしくて人は立ち寄りもの言ひてくる 谷井金市(富山市)
  夫逝ける部屋に男孫はうつりきてかろき寝息に憂いやわらぐ 石黒久枝(富山市)
  返り点打つこと出来ぬ人生の何を描かむ残つたキャンバス 温井泰子(富山市)
  ブティックも花屋も駅も灯がつけばみな美しく秋雨のなか 佐伯悦子(富山市)
  おぼえたての金子みすゞの詩を言いて女童の唇ちさき花びら 齋藤淑子(富山市)
  入り陽受けカッコウの声聞きたれば〈かえろかえろ〉と意訳する足 平井信一(富山市)
◇佳作(富山県歌人連盟賞)
      かげろふを膝に遊ばせまどろめり澄みてひろがる虚空へのぼる 長谷川栄子(黒部市)
  八石山と川呼びあう如き夕ぐれのふるさとに聴く兄の草笛 櫻野ムツ(射水市)
  舗装路は途切れここから先は山 山のことばをこころに探す 星川郁乃(高岡市)
  天井のしみ魔物めく熱帯夜数へつつ疲れていつしか眠る 上嶋玲子(富山市)
  柿の木の影を部屋に差し入れて十三夜の月耿々と照る 中川暁子(小矢部市)
  レントゲンになぜかたましひ映りゐて青々として冷たく燃えり 寺田允美(富山市)
  ベランダにゆれるTシャツ見ておれば吾のこころは紺より青へ 空みちる(高岡市)
  蛙の声を歓びとして生きる吾コンビニなしで生きられぬ吾 片口理恵(射水市)
◆作品参加賞(欠席者優秀作品)
  思い出の曲聴かせれば甘いもの食べてるときのような音だと 陸田陽介(高岡市)
  朝六時吸われるように空見れば真昼の暑さを予感する雲 中井溥子(砺波市)
閉会のことば 竹脇副会長

第11回 富山県ジュニア短歌大会 10月13日に開催しました

大型台風の過ぎ去った令和元年10月13日 (日)9時30分より、県民会館で『第11回 富山県ジュニア短歌大会』を行いました。
表彰式では、
初めに、県歌人連盟 上田会長がお祝いの言葉を述べました。
そのあと、表彰式を行いました。
表彰式の後、連盟の審査員が全体の作品講評を行いました。

 

 


入賞作品は下記の通りです。おめでとうございました。
入賞作品
小学校の部(応募総数605首)
〈優秀賞〉
かみのけをみじかくきったなつおわりすこしのびたらわたし7さい 古里小1年 大間知 幸
おてつだいげんかんのくつならべたらかぞくみんなの心がそろった 荻生小2年 村上 智規
スタート台と足がふるえて飛び込む瞬間わたしは「無」になる 豊田小5年 岩折 奏
水ようかん買ってきたよおじいちゃん両手あわせる仏壇の前 福野小5年 河合 佐祐
夜の道街灯あたりかげのびる私と弟身長比べ 窪小6年 辻口 鈴夏
〈佳作〉
かきごおり赤青みどりシロップをぜんぶかけたら夏ひとりじめ 豊田小2年 前田 彩心
夏休みやけにうるさいせみのこえそれにかてるねママの大ごえ 古里小4年 目白 迅
ひさしぶりばばあばにあってせいくらべらいねんわたしおいこすかもね 荻生小3年 猿倉帆乃佳
クーラーがあるから皆で集まってふとんにうかんだラッコの親子 荻生小4年 板倉 小夏
けんばんの上で楽しく十人のこびとがまうよワルツのメロディー 豊田小4年 後藤 梛名
夏の森あおあおしげったステージでオーケストラだすず虫たちの 古里小5年 岡島 幹太
夕がたのげん関前にかたつむりわたしの家まで散歩しにきた 窪小5年 園 杏樹

中学校の部(応募総数 557首)
〈優秀賞〉
帰省して互いの変化に目をそらす七年ぶりのいとこと私 早月中2年 石 桜
陽炎のぐらりとゆらぐ炎昼で魚をうらやむ人の私 入善西中2年 杉本 杏樹
本を読み未知の世界に一人旅読み終わったらまた旅へ行こ 大谷中2年 前田 美裕
古いホルン汗ばんでいる右の手に緑青の色努力の証し 高岡市立西部中2年 笹島 優杏
真夜中の校庭に響く「ストライク」少年に戻るおじさんの姿 高陵中2年 三邉 彩音

〈佳作〉
東風招く桜の花は空を舞う限りなき希望天に煌(またた)け 楡原中3年 山 素輝
光る海潮の香りが運ばれて亡き祖父の声心に響く 入善西中2年 藤田 新
六人で波を漕いでく僕たちは大自然泳ぐアメンボ行列 早月中2年 臼澤奈菜美
亡き祖母と見上げた夜空の花々を思い出しては視界がゆがむ 小杉中2年 竹内 遥
気が付けば高校見学目の前に人生の岐路意識した夏 井口中3年 吉田 敦哉
ゆらゆらと風が筏を道案内時に任せた小さな旅よ 早月中2年 中田 ひな

 

文芸誌『弦』48号 夏 が発刊されました。

特集テーマは「星といのり」です。
招待歌人は、安田純生さん、紺野万里さん 大辻隆弘さん 佐藤弓生さん 中島裕介さん。
弦インタビューは 隠し文学館花ざかりの森館長 杉田欣次さんです。

 

大沢野短歌会 20周年記念 令和元年号『合同歌集』

大沢野短歌会 20周年記念 令和元年号『合同歌集』第2集が発刊されました。

 

『零』292号が発刊されました。

コスモス短歌会 富山支部 『零』292号が発刊されました。

 

 

季刊短歌誌『原型富山』 第181号 発刊のお知らせ

季刊短歌誌『原型富山』 第181号が発刊されました。

 

同人誌 「赤祖父31」が発刊されました

 

弦短歌会の文の会有志による 同人誌「赤祖父31」第一巻が発刊されました。

漫画・アニメ・映画・ドラマ・音楽等「サブカル」をテーマに、短歌とエッセイを載せています。

 

 

文芸誌『弦』47号 春 が発刊されました。

 

特集テーマは「風とみどり」です。招待作家は前川佐重郎(歌人)氏、坪内稔典(俳人)氏

石川美南(歌人)氏、錦見映理子(小説家、歌人)氏、県歌人連盟会長 上田洋一氏です。

連載エッセイは、東直子氏、畠山満喜子氏、立野幸雄氏です。

第48回 富山県春の短歌大会の結果報告

第48回 富山県春の短歌大会を行いました
平成31年4月13日(土)10時より、高岡文化ホールにおいて、春の短歌大会を行いました。
上田歌人連盟会長による開会の挨拶のあと、富山新聞社様よりお祝いの言葉をいただきました。
午前の部は、文芸評論家 木下 晶 先生の講演を拝聴しました。演題は「とやまの詩歌をよむ」でした。
午後の部は、合同短歌会でした。
出詠された短歌について、評を行いました。

大会の結果は下記の通りです。 
 
短歌大会
天位(高岡市長賞・富山新聞社杯)
     春の陽の温もり翼に畳み込み飛び立つ朝を計る白鳥  藤 康子
地位 
         深ぶかとお辞儀をなせし少年棋士 澄みし心のひと駒を打つ 本郷咲子
   手袋が一つ車内にへたりおり拾われもせず踏まれもせずに  山口桂子
人位 
         目を合わす遺影の母は微笑んだり寂しげだったり我に合わせて    平岡田鶴子
   寄り添ふと言はれたくなし彼の人には 辺野古の海に今日も土砂捨つ 上田洋一
   やさしき目の盲導犬とゆく翁さくらの匂ひのあふるる道を      明石幹雄
秀逸 
         残り時間わづかとなりて膝にある少年未満の子のあたたかさ 仲井真理子
   永遠の走の構えに耐え得るや非常出口の緑の男       𠮷田千鶴子
   梵鐘に動じぬ鳩の二つ三つ春立つあさのひかりをついばむ  在田浩美
佳作 
         暮れなずむ佐渡に日が没ち点点と灯り消ゆれば寒凍てし闇   櫻野ムツ
   ダラリ伸び寝てゐる隣のネコ呼べば尾が返事する二度三度振る 岡峯慶子
作品参加賞(欠席者の高得点歌)
   カーラジオに流るるジャズのリズムよし冬を忘るる青天もよし   坪本幸世
   かぶせては取られてかぶせまた取られ乳児にかぶせる帽子いそがし 伊藤亜佐里
評者賞
(仲井選)「ハレ」の日のバナナであった いつからかつまらぬ顔で食む物となる  法原洋子
(石坂選)重き冷え頁に沁ませ図書室に本返り来ぬ春まだとほく          中川暁子
(山口選)梵鐘に動じぬ鳩の二つ三つ春立つあさのひかりをついばむ        在田浩美
(日名田選)たんぽぽの絮飛ぶようにみどりごの声「ホー」「ホー」と 娘の電話より 福島美子
  
富山県歌人連盟メニュー
富山歌人連盟について
会員の活動
入会案内
イベント情報
事務局より
ブログ
お問合せ
プライバシーポリシー
facebook

QRコード

qrcode
携帯の方は
こちらからどうぞ。

ATOMRSS