第62回 富山県短歌大会 終了しました

令和2年10月11日(日)「第62回 富山県短歌大会」を、富山県民会館で行いました。
コロナ禍の中、手指の消毒、マスク着用、席を離す等の感染対策を十分にとり、開催しました。
まず、開会式では、県歌人連盟 上田会長の開会挨拶、北日本新聞社 織田編集局長 様より激励の言葉をいただきました。
そのあと、講師 坂井修一先生による講演「塚本邦雄の短歌」を拝聴しました。

 

    左:上田会長  右:織田局長

 

  講師 坂井修一先生

 

午後からは、合同歌会を行いました。
司会進行は、山口桂子さん
前半の評者は、日名田高治さん、渋谷代志枝さん
後半の評者は、大上正弘さん 、仲井真理子さん です。
総評は、選者である 坂井修一 先生 にしていただきました。

 

      前半             後半

 

大会賞(講師 坂井修一 選)
天位は 伊勢 照さんでした。

 

短歌会の結果は、下記の通りです。106名からの出詠がありました。

天位(富山県知事賞 北日本新聞社杯)

夫の靴両の掌に穿きしばらくを宙に歩かせまた仕舞ふ秋  富山市 伊勢照

 

地位(富山市長賞 日本歌人クラブ賞 北日本新聞社盾)

炎天に五箇山の子らの漉く和紙は己が門出の卒業証書    射水市 刑部安二
幼児にまだら模様の影着せて風にひらめくレースカーテン  富山市 立田法子
 

人位(富山県歌人賞 北日本新聞社盾)

流るるに水あり雲あり時間あり老いて最も思ふは時間    氷見市 田中譲
水惑星地球の青をいただきて十のあぢさゐ庭に咲きたり   小矢部市 中川暁子
夕映えを背に少年はバット振る負けた一日をふり切るように 富山市 佐伯悦子
 

秀逸(富山県歌人連盟賞)

満了と「桃柿基金」の通知あり津波の子等の未来展げて   射水市 宮本るり子
二歳児のリス組が行く保母さんの両手を楯に青空散歩    黒部市 西島敏子
マスクする子らの返事を聞くたびに顔認証する朝の教室   高岡市 石坂募
オンラインのわが皺・白髪「ちょっとこわい」 覚えしことばに孫は評する 黒部市 福島美子
やうやくに寝息整ひ幼子の無防備といふ重さを抱く     小矢部市 仲井真理子
押し黙り滋養物ただ咀嚼する学校食堂(ランチルーム)は禅寺と化す  黒部市 寺島紀子
針穴にスーッと糸が通る日は歩幅が広くなりゆく心地    射水市 浦上紀子
社員食堂(しゃしょく)より撮りたる景の添付きて あなたのけはいと東京の空 富山市 村山千栄子
 

佳作(富山県歌人連盟賞)

高志を抱き立山連峰そそり立つ台風阻む楯のごとくに    富山市 明石幹雄
夕暮に心はずませ見に来れば二輪三輪と思川(オモイガワ)咲く 砺波市 金井実
しんしんと樹々の放てる声なき音卯月に逝きし父の息づき  高岡市 佐野善雄
人の世の苦楽見つづけし白雲の溜め息なるか 天位の降る    富山市 平井信一
ストリートピアノを人らは彈きて去る雲の往き来のやうな楽曲  富山市 畠山満喜子
逢ふことの叶はぬ人に逢へたやう ある日突然咲く曼殊沙華   富山市 松田智枝
走り穂の頭揺らして駆けぬける梅雨明けし日の夏風爽やか    富山市 矍畦了
戸を繰れば朝々挨拶する様に二羽の燕が電線に居る             砺波市 清水昭子
老人の心に寄りそう介護師の姿尊き 今朝もあらたに            南砺市 竹本幸子
最上川氾濫のニュースが胸を衝く茂吉のふるさと訪いしかの川 富山市 安宅栄子
すだれ越しのひかりと風に介助され病弱な夫の湯浴みする音    富山市 浅野光子 

 

 閉会挨拶 石垣副会長 

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