「短歌のこだまin宇奈月2016」報告

11月19日、20日の2日間、宇奈月で「短歌のこだまin宇奈月2016」が開催されました。

昨年に続き、2回目となりました。

今回のテーマは、「与謝野鉄幹・晶子夫妻」です。

19日は2つのトークセッションを行いました。

第1部は、元宇奈月町長の中谷延之氏、楽しむ会代表河田稔氏が戦中戦後の一時期に、宇奈月にあった画材店「月光荘」と鉄幹・晶子の交流について語りました。19日の夜は、今野先生を囲んでの夜なべ談義を行いました。

第2部は、米田憲三氏が与謝野夫妻と、晩年を富山市で過ごした洋画家の徳永仁臣とのかかわりについて語りました。

20日は、歌人今野寿美氏が「降る雪も山もこころも〜晶子とこしのみちのなか〜」という演題で、鉄幹・晶子が「こしのくに」への旅の中で詠んだ歌の世界を紹介しました。

最後に、投稿歌と吟行歌の表彰がありました。

 

結果は、下記のとおりです。

 

◆投稿歌

 ☆富山県歌人連盟賞(米田憲三選)拍手

  秋祭りひと日帰りし青年は百足獅子舞う節足となる  本郷咲子

  晴れ男に感謝しつつも黒部峡下廊下の崖道きびし   河田 稔

 ☆優秀賞

  ほどほどの夢と諦め重ねきて程よく古りし家に安らぐ 中沖睦恵

  仁王像の腕のようなさつまいも子どもが三人がかりで掘り出す 藤原尚子

  然う言へば足音静かな姑でした 背が怯えしあの日あの頃 冨田洋子

  逆転のシュートを決めし選手より打ち崩れたるキーパーに眼がいく 梶田有紀子

  明け初むる前庭占むる蟋蟀の声をわたりて新聞が来る 濱松睦子

  若き日のペアで乗りにし湖のボート誰とたれ クラス会沸く 上田洋子

  いつしかに子に守られてゐるわたしスクランブル交差点人波の中 仲井真理子

  いかんとも難き性も齢経て同行二人相棒となる 保坂繁樹

  しらじらと木立ち明かるみ恋慕雨鉄幹・晶子の歌碑に滴る 石垣美喜子

 

◆吟行詠

 ☆大賞   拍手拍手

  湖面橋山びこ橋に仏石晶子しのべば雨にけぶれる 牧田恒子

 ☆優秀賞

  炎熱の隧道掘りし先人の血と汗思うトロッコ電車 保坂繁樹

  汗あえて来たる黒薙温泉の〈天女の湯〉の水掌にあたたかき 安宅栄子

  かまどまで高きを天に赦されて黒部の谿はしらしらと霧 佐野義雄

  錦秋をトロッコ電車は駆けぬける窓に手の花ひらひら咲かせ 浅田敏子

  「あ・た・か・い・ね」足湯デビューの二歳児と手をつなぎ見る雨のもみじ山 石浦好代

 

 

 

 

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