第61回 富山県短歌大会 行いました。

令和元年10月13日(日)「第61回 富山県短歌大会」を、富山県民会館で行いました。
大型台風19号の上陸で、開催されるか心配されましたが、講師の東直子さんは前日の午前中に来県され、予定通り開催することができました。
開会式では、県歌人連盟 上田会長の開会挨拶、北日本新聞社 織田編集局長 様より激励の言葉をいただきました。
そのあと、講師 東 直子先生による講演「短歌と散文のあいだに」を拝聴しました。
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午後からは、合同歌会を行いました。司会進行は、石垣美喜子さん
前半の評者は、佐伯悦子さん、日名田高治さん、
後半は、大上正弘さん 、山口桂子さん
総評は、選者である東 直子 先生 にしていただきました。
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短歌会の結果は、下記の通りです。119名の出詠がありました。
◆大会賞(東直子先生 選)
◇天位(富山県知事賞 北日本新聞社杯)
  キリン折りゾウの鼻高く折りあげてサバンナの風 少年は聴く 渋谷代志枝(小矢部市)
◇地位(富山市長賞 日本歌人クラブ賞 北日本新聞社盾)
  海鳥の啼いて沖ゆくその声の哀しき響きは妣のわれ呼ぶ 萩中邦雄(富山市)
      ワイパーは間歇作動じんせいをはしっています あっ月見草 村山千栄子(富山市)
◇人位(富山県歌人連盟賞 北日本新聞社盾)
  夏至の日の真昼に出合う吾が影はわれより出でてわれを離れず 土田美咲(南砺市)
      少年の眼をして正論語るのね素数のような生き方の彼 荒明慶子(富山市)
  遠花火空爆の音と今も聞く七十四年を引き摺りて来て 畔田正幸(富山市)
◇秀逸(富山県歌人連盟賞)
  真つ青な稲田を韃靼海峡と一匹の蝶は飛びつづけをり 上田洋一(黒部市)
  干し竿に光る雨滴の黄隊はみな異なれる小宇宙抱く 細川喜久惠(立山町)
  紫陽花の花見ておればすずしくて人は立ち寄りもの言ひてくる 谷井金市(富山市)
  夫逝ける部屋に男孫はうつりきてかろき寝息に憂いやわらぐ 石黒久枝(富山市)
  返り点打つこと出来ぬ人生の何を描かむ残つたキャンバス 温井泰子(富山市)
  ブティックも花屋も駅も灯がつけばみな美しく秋雨のなか 佐伯悦子(富山市)
  おぼえたての金子みすゞの詩を言いて女童の唇ちさき花びら 齋藤淑子(富山市)
  入り陽受けカッコウの声聞きたれば〈かえろかえろ〉と意訳する足 平井信一(富山市)
◇佳作(富山県歌人連盟賞)
      かげろふを膝に遊ばせまどろめり澄みてひろがる虚空へのぼる 長谷川栄子(黒部市)
  八石山と川呼びあう如き夕ぐれのふるさとに聴く兄の草笛 櫻野ムツ(射水市)
  舗装路は途切れここから先は山 山のことばをこころに探す 星川郁乃(高岡市)
  天井のしみ魔物めく熱帯夜数へつつ疲れていつしか眠る 上嶋玲子(富山市)
  柿の木の影を部屋に差し入れて十三夜の月耿々と照る 中川暁子(小矢部市)
  レントゲンになぜかたましひ映りゐて青々として冷たく燃えり 寺田允美(富山市)
  ベランダにゆれるTシャツ見ておれば吾のこころは紺より青へ 空みちる(高岡市)
  蛙の声を歓びとして生きる吾コンビニなしで生きられぬ吾 片口理恵(射水市)
◆作品参加賞(欠席者優秀作品)
  思い出の曲聴かせれば甘いもの食べてるときのような音だと 陸田陽介(高岡市)
  朝六時吸われるように空見れば真昼の暑さを予感する雲 中井溥子(砺波市)
閉会のことば 竹脇副会長
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