第9回 富山県短歌大会ジュニアの部 表彰式

平成29年10月25日 富山県農協会館で、ジュニアの部の表彰式を行いました。
今年の応募総数は1573首でした。(小学校920首、中学校611首、高校42首)

たくさんの応募、ありがとうございました。

入賞作品は下記のとおりです。


◆小学校
優秀賞
   シーサーやモアイの顔で怒る母だけどやっぱり大好きな母
                                                                           奥田小5年 山岸拓登
   歩けないぐずる弟かたぐるまなんだかぼくが父さんみたい
                                                                           窪小6年 東海綾汰
   走り出す一年生の弟に転ばないようまほうをかける
                                                                           荻生小4年 村上太翼
   はじめての兄の運転ドキドキし会話少なくとなりに座る
                                                                           山室小1年 川原煌人
   音のない検査の部屋に一人きりわたしを調べる音が聞こえる
                                                                           窪小6年 飯山春輝

 

佳作
   すいかわりみぎひだりだよしそこだやったやったぞぱかんとわれた
                                                                           古里小1年 大田哲平
   あああついふとっちょパパのからだからじゅえきみたいにあせが出ている
                                                                           歌の森小2年 江尻葵
   夏休み海にもぐってわかめとりはじめてとったいそのかおりだ
                                                                           古里小3年 増田稔悠
   祖母が病み見舞い帰りの電飾の街の灯が涙でかすみ
                                                                           古里小4年 村山結唯
   きょうしょくをぜんぶたべたようれしいなぴかぴかなったわたしのおさら
                                                                           荻生小1年 松村月愛
   はじめてのママとほうちょうざくざくときったじゃがいもカレーになったよ
                                                                           荻生小1年 寺田薫乃
   春のあさいろんな色のランドセルつう学ろにも花が咲いたよ
                                                                           荻生小2年 北崎愛徠
   あこがれの歴史人物会えるなら聞いてみたいな強さのひみつ
                                                                           荻生小4年 湯野凜平

 

◆中学校
優秀賞
   部活終え差し入れのスイカにかぶりつく渇きも疲れもみんな呑み込む
                                                                            井口中1年 東優里
   家の庭に祖父母並びて草を引く二つの影の寄り添い伸びて
                                                                            井口中3年 小林翼
   波に揺れ月夜がてらす銀ルアー風ここちよい真夏の夜釣り
                                                                            滑川中2年 長崎典哉
  「バイバイ」と振ったその手をおろせずに君の背中をずっと見つめる
                                                                            城端中1年 三島柚乃

 

佳作
   冷たいなあ頭で鐘がなりひびく食べ終わらない巨大かき氷
                                                                            氷見北部中2年 坂口美咲
   剣先にじわじわ伝わる威圧感僕も負けじと相手をにらむ
                                                                            城山中2年 中屋優騎
   ネット前ふわりと浮いたそのシャトルここぞとばかり猛烈プッシュ
                                                                            城山中2年 小澤美緒
   女子だもの給食のおかわりしづらくてたかる男子を横目に睨む
                                                                            井口中3年 中嶋彩佳
   寝転んで午前三時の流星群光りの道に心が躍る
                                                                            高志野中2年 長井史花
   漆黒の孤独に輝く星繋ぎ星座と呼んだ昔(いにしえ)の人
                                                                            井口中3年 開澤奈桜


◆高校生
佳作
   一つだけリンゴのほおが早々と真っ赤に染まる恋の始まり
                                                                            小矢部園芸高1年 金田優花

 

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告5:滑川市立滑川中学校文芸部(2017.8.1)

夏休みの最中、滑川市立滑川中学校文芸部において、自作の推敲をめざした歌会による応援を実施しました。
およそ1年ぶりの応援活動でしたが、生徒さんの心身ともに顕著な成長がとても印象的でした。
始めに講師が「短歌は心のストレッチ」と語りかけ、歌会の構えを整えました。出席の生徒は6名で、13首について批評し合いました。
選歌は一人2首、その2首の「良いところ」も考えてから歌会に入りました。歌材は、身近な事あるいは想像によるものでした。若者らしく、流行語(「うぇーい」、リア充)も織り込んだ作品もあり、講師が、生徒から意味などを教えてもらいながら進めていきました。昨年の作品よりも調べや 構成、考え方などにおいて、確かになっていました。歌会での発言も作品世界に踏み込んで意見を交わすなど、鋭い感性も輝いていました。

歌会では、互いのよさを確かめながら、それぞれの作品を吟味し、検討点についての改善方法をみつけていきました。歌会を通して学んだこととして担当の先生が次の点をあげられました。

 

「短歌についての学び」
\睫世茲蠅睇措未箒饌療なことを表現することで短歌が生き生きとする。
∩杼を駆使する場合ややもすると、観念的になりがちだが、場面の構造と描写が重要になる。
C参里任蓮⊂鐡絛隋福嵜傭里譴此廖◆嵋天の星」など)を使わない方が印象的な表現を目指せる。
上記の3点は、歌会後の推敲における視点にもなっていました。

 

生徒さんは、日常の活動で黙々と小説を書き綴ることが多いそうです。今日のように、短歌を披露しあって、意見交換をすることはほとんどないそうです。創作活動において、ときには他者の意見を聞くという活動も上達には大切だと思った生徒さんもいました。

ある生徒さんが「自分が考えている以上に、読み手はよく考えて読まれるのだと気づいたので、これからは、自分ももっと考えて読めるようにいろいろな短歌作品を読んでいきたい」と感想を述べていました。

残された問題として、作者がねらっている主題(伝えたいこと)が、肯定的であっても表現から享受されることとずれることをどう考えればよいか と提示されました。この問題は、長年取り組んでいる私たちにとっても究極の課題ではないかと思います。まずは、思い通りに言葉を駆使できていないというスキル面での未熟さに関わります。また、「作品は差し出されたときから、一人歩きするものである」という特質にもふれることもあるのではないでしょうか。

 

継続でのご愛顧に感謝し、文芸部員のお一人お一人が、先生方のお導きを支えに個性的な文芸創作に邁進され、やがては富山の文芸分野を担う存在としてご活躍くださいますことをご祈念申しあげます。

 

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告4:富山市立堀川小学校5年2組(2017.6.28)

富山市立堀川小学校5年2組において、「短歌を詠む」の授業へのアウトリーチを実施しました。
 本学級の児童は、5月から継続的に短歌を作ると同時に、詠むことや短歌に関する疑問を学習課題としながら取り組んでいらっしゃいます。
 主体的な学びのなかで、短歌実作の力量も高めようとする意欲的な学習への支援でした。
 
 活動内容は、以下の3つの節で組みました。
  1「短歌を詠む」ことに関する疑問について全体で考える。
  2疑問解決および実作に個で取り組む。
  3まとめとして「短歌のよさ」について考えた児童の発言をもとに意見を交換する。
 1の活動では、児童は例歌を滑舌よく音読し、音読の後は「はあーん」と読み下したつぶやきを発する児童の反応もみられ、児童の発言が思考を促進していました。疑問は、「日常の短歌のネタさがしのポイント」、「描写の工夫」、「短歌づくりの工夫」でしたが、講師4名の同じ場面(目覚めてから寝床をでるまで)でつくった短歌を列挙したところでは、つまらない場面でも 個性的な歌になることに感じいっている児童の姿がみうけられました。
 2では、講師との応答を通して考えを進める児童の姿、3では、「短歌のよさ」について、自分なりの考えを積極的に発言する児童の姿、そして、全時間の真摯で礼節のある態度にも感動しました。
 これからも、児童たちの短歌づくりは成長します。継続こそが最大の力。今後も、情報提供の支援をお約束してまいりました。
 
 
 ご厚情に感謝し、堀川小学校5年2組、そして、堀川小学校のみなさんの追求の情熱が胸をうつ短歌づくりへと花咲くことをご祈念申しあげます。

第46回 富山県春の短歌大会 報告

第46回 富山県春の短歌大会  報告

 

平成29年4月9日(日)午前10時より、富山県高岡文化ホールにて、
第46回 富山県春の短歌大会を行いました。約70名の参加がありました。

 

上田洋一県歌人連盟会長の開会の挨拶のあと、
主催者である富山新聞社の松井高岡支局長様より、お祝いのお言葉をいただきました。

 

午前の部は、富山大学人文学部教授 中井精一先生より、
「方言と古語〜万葉集に注目して〜」という演題のご講演を拝聴しました。

 

午後の部は、全体短歌会を行いました。
評者による出詠歌の批評会を行ったあと、互選結果を発表し表彰しました。
評者は司会を含め6名で行いました。
      司会…石垣美喜子(理事)
      総合評者…米田憲三(名誉会長)
      前半評者…仲井真理子(理事)石坂 募(幹事)
      後半評者…畠山満喜子(理事)平井信一(理事・事務局長)

 

互選結果は下記の通りです。おめでとうございます。

◇天位(高岡市長賞・富山新聞社杯)きらきら
   君がまだそこに座つてゐるやうな 風座らせてしづかなる椅子     高島玲子

◇地位
   日に幾度セーラー服を試着する春待つ少女すがすがと立つ 石黒久枝
   雪止みて陽の差す道の立ち話服着た犬が主人を急かす 法原洋子

◇人位
   此れの世を上手に友みな去る春の花だいこんはあふれ咲きおり 村山千栄子
   残照を浴びつつひとり目つむれば音なく竹の葉散る気配あり 櫻野ムツ
   戸障子に両手を添えて閉める人 なつかしきかな昭和の日常 松井玖美

◇秀逸
   人込みで「きのどくなあ」と富山弁思わずふり向くネオンの銀座 佐伯悦子
   はらはらとひらひらひらとくるくると桜が散るよ園児の列に 明石幹雄
   母親の身長超せりとるんるんの小五の少女「体重はヒ・ミ・ツ」 西嶋圭子
   日をおかず息子は再びの帰省せり父になること直に告げむと 小林圭子 ※息子(こ)

◇佳作
   そろばんの珠を払ひてご破算と祖父言ひさうな今朝の青空 伊勢照
   雪投げて赤き幼の手をさすり保育士祈りの手に包み込む 渋谷代志枝

◇作品参加賞(欠席者高得点)
   青天へ児を高々と抱きあぐる若き父あり春風のなか 大井睦子
   うつむいた人ばかり乗る二十二時とき刻むように吊り輪が揺れる 伊藤亜佐里
   容易すくつながるネットの世の中を孤食に慣れてかぼちゃ煮てをり 杉浦良子
                                                                    ※容易すく(たはやすく)
◇選者賞
   仲井真理子選
      此れの世を上手に友みな去る春の花だいこんはあふれ咲きおり 村山千栄子
   石坂 募選
      君がまだそこに座つてゐるやうな 風座らせてしづかなる椅子 高島玲子
   畠山真喜子選
      掌に受ける〈天の手紙〉は美しき間合ひに届きぬ今日ぼたん雪 中川暁子
   平井信一選
      古城の紅冬至咲く石段を弓道少女駆け足で往く 西川敦子 ※古城(ふるしろ)

 

第59回 富山県短歌大会は、10月15日(日)富山県農協会館で行います。
講師に永田淳先生(塔選者)をお招きする予定です。
会員以外の一般参加も募集します、詳細は、後日掲載いたします。

 

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「短歌のこだまin宇奈月2016」報告

11月19日、20日の2日間、宇奈月で「短歌のこだまin宇奈月2016」が開催されました。

昨年に続き、2回目となりました。

今回のテーマは、「与謝野鉄幹・晶子夫妻」です。

19日は2つのトークセッションを行いました。

第1部は、元宇奈月町長の中谷延之氏、楽しむ会代表河田稔氏が戦中戦後の一時期に、宇奈月にあった画材店「月光荘」と鉄幹・晶子の交流について語りました。19日の夜は、今野先生を囲んでの夜なべ談義を行いました。

第2部は、米田憲三氏が与謝野夫妻と、晩年を富山市で過ごした洋画家の徳永仁臣とのかかわりについて語りました。

20日は、歌人今野寿美氏が「降る雪も山もこころも〜晶子とこしのみちのなか〜」という演題で、鉄幹・晶子が「こしのくに」への旅の中で詠んだ歌の世界を紹介しました。

最後に、投稿歌と吟行歌の表彰がありました。

 

結果は、下記のとおりです。

 

◆投稿歌

 ☆富山県歌人連盟賞(米田憲三選)拍手

  秋祭りひと日帰りし青年は百足獅子舞う節足となる  本郷咲子

  晴れ男に感謝しつつも黒部峡下廊下の崖道きびし   河田 稔

 ☆優秀賞

  ほどほどの夢と諦め重ねきて程よく古りし家に安らぐ 中沖睦恵

  仁王像の腕のようなさつまいも子どもが三人がかりで掘り出す 藤原尚子

  然う言へば足音静かな姑でした 背が怯えしあの日あの頃 冨田洋子

  逆転のシュートを決めし選手より打ち崩れたるキーパーに眼がいく 梶田有紀子

  明け初むる前庭占むる蟋蟀の声をわたりて新聞が来る 濱松睦子

  若き日のペアで乗りにし湖のボート誰とたれ クラス会沸く 上田洋子

  いつしかに子に守られてゐるわたしスクランブル交差点人波の中 仲井真理子

  いかんとも難き性も齢経て同行二人相棒となる 保坂繁樹

  しらじらと木立ち明かるみ恋慕雨鉄幹・晶子の歌碑に滴る 石垣美喜子

 

◆吟行詠

 ☆大賞   拍手拍手

  湖面橋山びこ橋に仏石晶子しのべば雨にけぶれる 牧田恒子

 ☆優秀賞

  炎熱の隧道掘りし先人の血と汗思うトロッコ電車 保坂繁樹

  汗あえて来たる黒薙温泉の〈天女の湯〉の水掌にあたたかき 安宅栄子

  かまどまで高きを天に赦されて黒部の谿はしらしらと霧 佐野義雄

  錦秋をトロッコ電車は駆けぬける窓に手の花ひらひら咲かせ 浅田敏子

  「あ・た・か・い・ね」足湯デビューの二歳児と手をつなぎ見る雨のもみじ山 石浦好代

 

 

 

 

第58回 富山県短歌大会 報告

平成28年8月7日(日)10時より、「第58回 富山県短歌大会」を、富山県民会館で行いました。

猛暑の日でしたが、県内外から100名近くの方が参加されました。

午前は、歌人石川美南先生による講演がありました。夢について詠まれた短歌についてのお話をしていただきました。
講演のあと、県歌人連盟総会を行いました。

午後からは、短歌会を行いました。114首の投稿がありました。
評者は、前半は大上正弘理事、山口桂子幹事、後半は畔田正幸副会長、村山千栄子幹事、司会は、仲井真理子幹事でした。

講師の石川美南先生には、全体を総括して最後に評をいただきました。

短歌会の結果は、下記の通りです。

◆大会賞(互選) 

 ◇天位(富山県知事賞 北日本新聞社杯)拍手
  曳山の舞台やり終へ子役者は幕の降りるを待たず欠伸す  小林佳子

 ◇地位(富山市長賞 日本歌人クラブ賞 北日本新聞社盾)
  角廻し山車を押す人引く人の地下足袋の足みな斜めなり  山口佳子

  遺しゆく父の下帯縫ひあげて母はしづかに針を納めき  眦舂荵

 ◇人位(富山県歌人連盟賞 北日本新聞社盾)
  遊びつかれねむりゐる子は陽にやけてかすか藻塩の香りを放つ  牧田昌美

  青空をてるてる坊主が勝ち取って子ら弾み出す今日は遠足  西島敏子

  子が逝きて母われ生きる不条理にじりじりと輝る炎天をゆく  日影康子

 ◇秀逸
  溝を跳び早苗田のぞきて二歳児の散歩コースは地蔵さままで  坪本幸世

  「最後尾」のプラカード持つピエロふと空を指差す淡き昼月を  佐伯悦子

  わが家に大きい幸せ訪れぬ五十路の息子に新嫁迎ふ  税光はない

◆講師賞(石川美南先生選)

 ◇天位
  地の底に残り待ちたる去年の秋 光となりて麦穂を迸る  望月正敏

 ◇地位
  角廻し山車を押す人引く人の地下足袋の足みな斜めなり  山口佳子

 ◇人位
  覚めぎわの壁に見慣るる掛時計見えきてわたしの今日をいただく  村山千栄子

◆作品参加賞(欠席者高得点歌)
  ひつきりなく回天ドアは廻りゐて夕陽は奥に押されて留まる  田中 譲

  葉桜の木に立てかけた自転車で夏を迎えに踏み込むペダル  あべまさこ

  路地裏に「廻らぬ寿司屋」あかりして山葵をおろす無口なあるじ  杉浦良子

  山より清しき風を背に浴びてぜんまい揉めば母のにほひす  長岡瑩子

 

 

 

第8回 富山県短歌大会ジュニアの部 表彰式

平成28年8月7日 富山県民会館で、ジュニアの部の表彰式を行いました。
応募総数は908首でした。
入賞作品は下記のとおりです。
◆小学校
 優秀賞
  はじめての一人でつくるおみそしる手のひらとうふぶるぶるゆれる
                            荻生小4年 川上葵寧
  学校へ行くのに2キロたいへんだドラえもんならドアあけてとぶ
                            万葉小3年 西尾結音
  スタート前いつもドキドキきんちょうだピストルなればぼくはトビウオ
                            万葉小3年 森 祐太
  はじめてでドキドキしてたはっぴょうかいパパのかおみてちからがでたよ
                            荻生小1年 有倉詩乃
  春の山青々とした木の着物ところどころにさくらのかざり
                            万葉小4年 山田菜央
  ばあちゃんといっしょにすいかめろんうえたどろのおふとんやさしくかけた
                           歌の森小1年 江尻 葵
  すいれんのピンクと白い花の舟鯉がかくれる安田城址 
                            万葉小5年 中 歩未
  大そうじ捨てていいものダメなものなつかしすぎて捨てられないよ
                            万葉小6年 沙 咲希
 佳作
  おうちにねあかはらいもりやってきておたまじゃくしをたべつくしたよ
                            荻生小1年 室岡響太郎
  まけないよ八十メートルはしり出すきろくは三いおもいは一ばん
                            呉羽小2年 中村桃菜
  ランドセルぼくのせなかにさんねんめのこりはんぶんぼくとあるこう
                            万葉小3年 田中章陽
  お父さんたんしんふにん帰る日を家族みんなでげんかんでまつ
                            呉羽小3年 細川乃々夏
  石とると見たこともないありいっぱいあわてて運ぶ大事なたまご
                            万葉小4年 原 佑介
  サル山はいつもサルたち大さわぎうちのクラスもボスザルいばる
                            福野小4年 鷹西美羽
  お母さんおなかふくらみへこんだよやっと会えたねぼくの妹
                            荻生小4年 松浦健介 
  去年までおきにいりできてた服いとこがきるのはちょっといやだな
                            呉羽小4年 辻井恵梨
  夏の日にスイカを食べて種飛ばし飛ばした種から芽がでてきたよ
                            古里小5年 青山昊生
  かけっこだとなりの五人目が合った負けないよっとフライングする
                            呉羽小5年 笹倉ひかる
  はるちゃんといっしょにおふろだいいゆだなあがってきがえてさあゆめみるよ
                            古里小1年 高橋瑞希
  幅跳びで入賞目指し挑んだが二センチ足らずなんだ「二」は
                            井口小6年 荒井陽香
◆中学校
 優秀賞
  しりもちをつく子右足抜けない子歓声響く田植え体験  
                            井口中1年 山悠矢
 佳作
  要らないよ真顔で母に告げられて行き場なくしたカーネーションの紅
                            井口中3年 伊藤美沙
  母は祖母へ私は母へと贈りたり気持ちつなげてカーネーションの赤
                            井口中3年 開澤晴菜
  青い風伸びゆく苗の間を駆けてうろこのように水面さざめく
                            井口中3年 吉田遼成
◆高校生
 佳作
  カフェオレの氷が全部溶けたって聞きたい君の未来の話
                            富山高3年 松田梨子

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告癸魁С蠕鄰羈惺司厳殄堯複供ィ隠后

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告癸魁С蠕郢堽滑川中学校文芸部

                            (2016.6.19)

   滑川中学校文芸部において、生徒さんと交流しながら短歌づくりの応援を実施しました。
活動内容は、「短歌で自己紹介」から始まり、「下の句サクサク」の習作、「短歌づくりの心得十箇条」の解説、現代短歌をつかむ読み、、「平成27年 富山県短歌大会ジュニアの部優秀作品」(出典:北日本新聞)と滑川中学校文芸部の生徒さんの作品から、生徒作品のよさをみつける活動を実施しました。
   相互の生活感の違いへの気づきや定型詩と伝統詩の特質をもった現代短歌の器の大きさに触れながら、「いまを詠むこと」の重要さを確認しました。
   短歌づくりにおいては、「詠むこと」と「読むこと」の両輪の弛まぬ前進が創作の基盤となることも話題となりました。
出席9名と生徒さんと欠席1名の短歌作品を一首ずつ読み込みながら、各作品のよさをみつけていく活動では、表現方法のみならず、自他の個性をみつめる時間にもなりました。
   生徒さんの短歌には、対人による孤独感、恋、家族愛などの心情表現、詩的な切り取り、脚韻、直喩などのレトリックの駆使など、文芸にかける意欲がほとばしっていました。


   ご厚情に感謝し、滑川中学校文芸部の生徒さんの熱き情熱が短歌づくりの継続の炎となることをご祈念申しあげます。

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告癸押Г呂海找顱複横娃隠供ィ供ィ機

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告癸押Г呂海找顱複横娃隠供ィ供ィ機
 小矢部市石動地区の有志による「はこべ会」の歌会への応援を実施しました。
 参加メンバー5名と欠席のメンバー1名の短歌作品を一首ずつ読み込みながら相互に批評し合う活動において、参加者のメンバーさんとともに短歌について考え、作歌のポイントについて適宜助言をする応援を行いました。
 提出された短歌作品は、生活詠や時事詠など、取材において意欲的な作品が揃っていました。メンバ―さんは、読み合うなかでの気づきや表現方法の工夫の仕方について協議しながら、自作を見直す視点を確認されていました。
 歌材が見つからないというメンバーの悩みに対して、「歩いてみることやわ」という他のメンバーさんが助言されるなど、メンバーさんの豊かな会話が相互の作歌意欲を刺激されているようでした。
 石動短歌愛好者エルダー女子部ともいうべき、はこべ会の皆様のよき人の輪が、よき短歌づくりを育むのではないでしょうか。
 
 はこべ会の皆様のご厚意に感謝し、ご健詠をご祈念申しあげます。

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告癸院Ч皺市立万葉小学校

「短歌づくり応援ボランティア」活動報告癸院Ч皺市立万葉小学校 
平成28年5月23日、27日、30日、6月2日実施
 高岡市立万葉小学校3年生33名、4年生28名を対象に、初めての「短歌づくり体験」をねらいとした国語科の授業への応援活動を実施しました。
 両学年とも1時限目は、短歌の説明、実作のテーマ 掴みに主眼を置いた着想(マッピング、テーマポケットづくり)誘導、作歌のヒントの説明を内容として応援を行いました。そして、2時限目は、作歌のヒントの確認、児童のつくった短歌のよさの明示と推敲の援助を内容として応援を行いました。
 活動において、作歌のヒントや昨年の大会優秀作品を掲載した資料「ジュニア短歌作品」(出典:北日本新聞社)に注目し意欲的に取り込んでいく児童の真摯な学習の姿が輝いていました。日頃流れていきがちな現象や身近な対象に立ち止まる児童の姿が作品から伝わってきました。また、歌人連盟のボランティアが個別に各自の実作のよさを語りかけるとうれしそうに聞き入る姿が印象的でいた。
 2首の短歌作品を完成した児童たちは 、授業後に「短歌づくりが楽しかった」、「もっと上達したい」と感想を話してくれました。その感想を聞いてボランティア一同喜びでいっぱいでした。
 その上、家庭ぐるみで短歌づくりに取り組まれたことで、ご父兄の短歌に寄せる思い出が心あたたまる話題となったご家庭もあったと聞いております。短歌でつながるこころのリンクが万葉小で息づいたのではないでしょうか。貴重な体験談をお聞きできたことで、短歌の力や魅力を教えていただいたようです。
 
 今回の万葉小学校では、校門横にある大伴家持の歌碑や二上山の麓にある土地柄や自然についてふれることで、児童の短歌に対する関心と身近な環境や生活に寄せる思いの広がりが短歌にも現れていました。
 感性豊かな児童たちは、恵まれた環境を積極的に短歌に詠み込み、万葉の歌人として成長されることでしょう。
 高岡市立万葉小学校の皆様のご縁に感謝し、今後のご健詠を期待しております。
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